どうもさくです。
よくセミリタをしたという話をすると、貯金をどれぐらい貯めたの?という質問を受けます。これは、貯金をしてそこから取り崩すことで生活するのがセミリタイアだと考えられているからでしょう。
ただ、セミリタイアはFIRE(Financial Independet Retire Early)とは少し違う概念だと、さくは思っています。基本的にFIREは若いうちに貯蓄を積み上げて(積極的に株式投資をして)、早くに引退をするという概念です。しかし、さくのセミリタイアはそういうものとは違います。
さくは、貯蓄はあくまでも保険のようなもの程度にしか考えていません。今ある貯金は、何かあったときの生命保険であり、医療保険であり、子供のための学資保険であり、そして、しばらく働かないための雇用保険だと考えています。
貯蓄(ストック)だけに頼ろうとするリタイアは、実現性や安全性に欠けるというのが理由です。というのも、安全性を重視して失敗なくリタイアしようとすると、おそらく夫婦二人(40歳で引退を想定した場合)で1億円では足りないでしょう。ましてや、長生きリスクなどを想定してしまうと2億円で足りるでしょうか?
将来は不確実に満ちています。何が起きるかわかりません。平均余命が120歳に延びる確率はゼロではありません。逆に60歳になる可能性もあり得ます。(コロナなどの感染症によって、寿命が縮まることもあり得ます。)
つまり、ストックを積み上げていくだけでは、安全なリタイアなど普通のサラリーマンには到底不可能なのです。
さくは、実際、完全リタイアではなくセミリタイアを選択しました。このため、なるべく楽な仕事ということでビルメンを選択しています。
これは、バリスタFIRE(スターバックスなどの社会保障がついたアルバイトをしつつFIRE生活を送る方法)に似ているのですが、社会保障のためだけに少し働いているわけではないのです。むしろ、いつでも働けるという感覚を残しておくために少しだけ働いているのです。
これからの時代は、以下の3つの理由でストックだけでは生きていけないと、さくは想定しています。
その1 資本収益率の低下
その2 VUCAの時代だから
その3 長寿化だから
その2とその3は簡単です。
ITなどの発達によって、技術や社会の変化が加速している一方で、長寿化によって人間自身も変化の影響を受けやすくなっているからです。
その1は、世界的に成長率が低下してきていること。加えて、世界的な高齢化によって、資本を手して事業をしたい人よりもお金を貸したい人の方が増えているからです。このため、ここ10年株価は上がり続け、金利は低下し続けています。企業収益が上昇していないのに、株価が上昇し続けるのは、将来の株式投資収益が減ることを意味します。債券金利の低下も同様です。
知識やノウハウも同じです。自分だけが知っている知識やノウハウというものは、IT技術の加速により存在し得なくなってきました。ほとんどの技術はすぐに模倣されるし、スキルの陳腐化は激しくなっています。
なぜ、フローの方が重要なのか。
それは、ストック(過去に獲得したもの)のメリットが低下してきているから。逆にこれから獲得するもののメリットが高いから。
逆を言えば、世界の知識やノウハウが手に入りやすくなっているし、最新技術はすぐに安く手に入るようになりました。生活コストも下がってきています。
セミリタイアはこうした時代に合った生き方だと、さくは思っています。
一つは、生活コストが下がっているので、少し働くだけである程度生活を賄うことはできてしまいます。例えば、年収200万円では家族を養うことは難しいですが、夫婦で世帯年収400万円なら可能な範囲内です。ましてや、保険としての資産があれば、その資産が減少するのはわずかでしょう。
もう一つは、長い老後のために現役時代を犠牲にしすぎるのは、リスクが高すぎるから。いまを犠牲にして、いつ来るかわからない老後に向けてがんばっても、その老後が来ない、早死にリスクは多分にあります。いまを楽しむべきです。人生何が起きるかわかりません。
まとめ
人生何が起きるかわかりません。いろんなものを蓄えてもあまり意味がない時代になったと思います。
少しの収入があることのほうが、たくさん蓄えてもがあることよりも安全です。そのためには、人生を固定しないことが重要だと、さくは思います。
ではでは
よくセミリタをしたという話をすると、貯金をどれぐらい貯めたの?という質問を受けます。これは、貯金をしてそこから取り崩すことで生活するのがセミリタイアだと考えられているからでしょう。
ただ、セミリタイアはFIRE(Financial Independet Retire Early)とは少し違う概念だと、さくは思っています。基本的にFIREは若いうちに貯蓄を積み上げて(積極的に株式投資をして)、早くに引退をするという概念です。しかし、さくのセミリタイアはそういうものとは違います。
さくは、貯蓄はあくまでも保険のようなもの程度にしか考えていません。今ある貯金は、何かあったときの生命保険であり、医療保険であり、子供のための学資保険であり、そして、しばらく働かないための雇用保険だと考えています。
ストックだけでは、安全なリタイアは難しい
貯蓄(ストック)だけに頼ろうとするリタイアは、実現性や安全性に欠けるというのが理由です。というのも、安全性を重視して失敗なくリタイアしようとすると、おそらく夫婦二人(40歳で引退を想定した場合)で1億円では足りないでしょう。ましてや、長生きリスクなどを想定してしまうと2億円で足りるでしょうか?
将来は不確実に満ちています。何が起きるかわかりません。平均余命が120歳に延びる確率はゼロではありません。逆に60歳になる可能性もあり得ます。(コロナなどの感染症によって、寿命が縮まることもあり得ます。)
つまり、ストックを積み上げていくだけでは、安全なリタイアなど普通のサラリーマンには到底不可能なのです。
いつでも働くという感覚を残しておく
さくは、実際、完全リタイアではなくセミリタイアを選択しました。このため、なるべく楽な仕事ということでビルメンを選択しています。
これは、バリスタFIRE(スターバックスなどの社会保障がついたアルバイトをしつつFIRE生活を送る方法)に似ているのですが、社会保障のためだけに少し働いているわけではないのです。むしろ、いつでも働けるという感覚を残しておくために少しだけ働いているのです。
これからの時代はストックだけでは生きていけない
これからの時代は、以下の3つの理由でストックだけでは生きていけないと、さくは想定しています。
その1 資本収益率の低下
その2 VUCAの時代だから
その3 長寿化だから
その2とその3は簡単です。
ITなどの発達によって、技術や社会の変化が加速している一方で、長寿化によって人間自身も変化の影響を受けやすくなっているからです。
その1は、世界的に成長率が低下してきていること。加えて、世界的な高齢化によって、資本を手して事業をしたい人よりもお金を貸したい人の方が増えているからです。このため、ここ10年株価は上がり続け、金利は低下し続けています。企業収益が上昇していないのに、株価が上昇し続けるのは、将来の株式投資収益が減ることを意味します。債券金利の低下も同様です。
知識やノウハウも同じです。自分だけが知っている知識やノウハウというものは、IT技術の加速により存在し得なくなってきました。ほとんどの技術はすぐに模倣されるし、スキルの陳腐化は激しくなっています。
なぜ、フローの方が重要なのか。
それは、ストック(過去に獲得したもの)のメリットが低下してきているから。逆にこれから獲得するもののメリットが高いから。
逆にこうした時代のメリットを活かす
逆を言えば、世界の知識やノウハウが手に入りやすくなっているし、最新技術はすぐに安く手に入るようになりました。生活コストも下がってきています。
セミリタイアはこうした時代に合った生き方だと、さくは思っています。
一つは、生活コストが下がっているので、少し働くだけである程度生活を賄うことはできてしまいます。例えば、年収200万円では家族を養うことは難しいですが、夫婦で世帯年収400万円なら可能な範囲内です。ましてや、保険としての資産があれば、その資産が減少するのはわずかでしょう。
もう一つは、長い老後のために現役時代を犠牲にしすぎるのは、リスクが高すぎるから。いまを犠牲にして、いつ来るかわからない老後に向けてがんばっても、その老後が来ない、早死にリスクは多分にあります。いまを楽しむべきです。人生何が起きるかわかりません。
まとめ
人生何が起きるかわかりません。いろんなものを蓄えてもあまり意味がない時代になったと思います。
少しの収入があることのほうが、たくさん蓄えてもがあることよりも安全です。そのためには、人生を固定しないことが重要だと、さくは思います。
ではでは