どうもさくです

人生100年時代と言われます。これからの時代は、何もしないことの価値が、今までの時間と比べて格段に上昇すると思います。

これは、自分にとって、何もしないことが贅沢な時間だと言いたいのではありません。社会にとって価値あるものとして、認められるようになると言いたいのです。

社会的に、何もしない人というのがありがたがられるんです。なんでか?

理由は二つ。
情報革命と新自由主義。

情報革命によって、何が変わるか?それは、限界生産性が極端に上昇するんです。これによって、ロジスティクスや資源制約がかなり解消されて、一つ作るのは大変でも、100作るのも101作るのもほとんど労力が変わらなくなるんです。つまり、今あるものやサービスは、ほとんどゼロコストで拡大できる状態に近づいているんです。

もう一つは、新自由主義。新自由主義にはいくつかの特徴があるのですが、特にグローバルな貿易体制が、財やサービスのグローバルな均一化を促すことになります。

この二つの影響で、生産できる人たちは、世界中に安く財やサービスを展開できるようになるのです。この時起きるのは、一人勝ち状態。

つまり、グローバルに一番良いものを安く作れる人以外は、ほとんど競争に参加できなくなるんです。

そうすると、無駄になるのは、今まで生産していると思っていたほとんどの、特に中年男性。彼らは、戦後日本の生産力の要ではありましたが、今の時期には合わなくなってきています。

一方で行動様式や社会構造は前時代的。高年収だし、労働以外の社会生活が苦手。

こうした人たちは、基本的に給料見合い負の生産性を持ってしまうことが多くなってきています。無駄に、発言権があるので改革が進まない。誤った方向にリードする。

こうしたことを防ぐために、リカレント教育などが叫ばれていますが、これも効果はないでしょう。僕も過去に自分の上司が勉強していたということを見たことがありません。

負の生産性を回避するための次善の策。これが、何もしないこと。

そうすれば、最低限の生活費以上に負の生産をしなくなります。

これからの世の中、ニートやセミリタイアの生き方が見直される時も近いと期待します。

ではでは