どうもさくです。

セミリタイアをして少し残念に思うこと

セミリタイアをして、少し残念に思うことがあります。それは、「手加減なしにやり通す感覚」が無いところです。さくの前の仕事は、非常に厳しいグローバルな競争にさらされている職場でした。もちろん、規制産業であったので、有象無象のライバルがいたというわけではないのですが、基本的に参入者が内外の大手金融機関ばかりで、コスト面、製品面でしのぎを削っていました。

こうした環境で、コンペに出たり、製品企画を立案する場合に、手加減をするという感覚は一切なく、いかに勝ち取るか、いかに認めてもらうか、いかに目立つか、他社と違う点をアピールできるかという観点から仕事をしていました。

こうした、非常に厳しい環境は、時としてストレスフルである一方で、やりがいもある状況でした。

競争ではなく協調

セミリタイアをするとこうした環境は一変します。一般社会や子育ての場、家庭内で、ここまで仁義なき競争環境に身を置くということはなく、むしろ、協力関係、お互い様が当たり前の協調社会に身を置くことになります。もちろん主夫業も協力関係が重要で、何かの利益という数字を追い求めるものではなく、ただただ家族のために、仕事をするというのが当たり前の世界です。

こうした環境は、もちろん妥協なく仕事をこなすこともできるのですが、あの痺れるような感覚には自分を追い込むことはできません。さくは、戻りたいとは全く思いませんが、少し寂しく思うのも事実です。

現実、こうしたビジネスの第一線から離れてもう2年以上たっており、再度、同じ舞台に立つことはないでしょう。だからこそ、今現役で仕事をしてらっしゃる方には、悔いなく良い仕事をしてほしいと思います。遅かれ早かれ、すべての人は仕事から必ず引退します。そして、多くの人は片道切符の選択肢となるでしょう。

主夫業ももちろんやりがいはあります。ただ、それは性質の違うものだということは、これからリタイアする人に理解していただきたいと思います。悲しいとか寂しいとか嘆くのではなく、違うステージに来たのだと、次の何かを手に入れたいなと最近強く思うようになってきました。

そんなわけで、セミリタイアは片道切符の選択肢なので、今現役の人には後悔することなく、楽しんでほしいなと思います。でも、片道切符と言っても、元に戻ることはないという意味です。さらに進んで行ければそれで良いのだから。

ではでは



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