どうもさくです。

以前書かせていただいた通りですが、セミリタイアというのは、ある意味において片道切符の選択です。戻ることができない選択と言ってもよいでしょう。

いくら人生はいつからでもやり直せると言っても、サラリーマンや公務員の場合、キャリア選択という意味では、以前の立場に戻ることはできません。数年間もブランクがあるので、元の会社に戻れないのは当然ですし、元の仕事自身を選択することも、ほとんどの場合無理でしょう。




元には戻れない

しかし、逆に、セミリタイアの良いところは、元に戻れないところとも言えます。もとに戻れないということは、前に進むしかないということだからです。

多くの人が、老害になったり、使えないおっさんになったりするのは、過去のやり方や技術、人脈に頼った仕事しかできないからです。そして、なぜか地位だけは高くなってしまうからです。このため、ごまかしごまかし仕事をすれば、立場上の優位性からなんとかなってしまうのが、おっさんなのです。

しかし、セミリタイアは、以前、勝ち取ったスキルや技術、積み上げた人脈などは一度強制的にリセットしてしまいます。もう、仕事関係で築いた人脈に会うことはありません。部下に何かを命ずることもできません。家庭や一般社会の人間関係は、仕事上の縦割りな人間関係とは全く異なります。

新しい生き方を選択するためには、今の生き方を捨てなければならない

両手に何かを持っていると、次に新しいものを持つことができません。持っていないということは武器になります。これは、年をとると本当によくわかります。自分自身、金融機関に勤め続けていたら、知ることができないことや、経験できないことが、セミリタイアをすることでたくさん得られました。

中国やインドは、道路や鉄道などのインフラが弱かったので、逆にITやネットを取り入れることができました。持たないことは、それだけでチャンスなのです。

最近では、週末起業や副業など、片足を残したままチャレンジをする制度が整ってきました。さくは、こうした動きは素晴らしいと思います。ただ、リスクを最小化して新しいことにチャレンジすることは良いですが、片足でのチャレンジは新しいことの発見にはつながりにくいというのが体感です。むしろ、ただただ2倍働いているだけのようにも感じます。

セミリタイアとは、半分リタイアすること

セミリタイアとは、Semi(半分)リタイアすることです。

半分、リタイアとは、すこしだけ働きながらリタイアすることと理解されています。ですがさくは、これを好意的に勝手解釈しています。半分リタイアするとは、残りの半分のリタイアは、違う形で違う時期にリタイアすると。

つまり、もう一回チャレンジをして、もう半分のリタイアを回収するつもりです。

とは言っても、それはたぶん仕事というものではないと思いますが。

まとめ

セミリタイアとは、片道切符です。少なくともキャリアという面では元に戻ることはありません。しかし、それは悲しいことではありません。というのも、サラリーマンや公務員なども、大なり小なり片道切符なのだから。サラリーマン生活も、その時期その時期で元に戻ることはできません。その時、経験することができなかったことは、やり直して経験しなおすことはできません。

人生は選択によってできているのではないかと思います。さくは、サラリーマンという選択を手放して、セミリタイアという選択をしました。そして、そのあとにどんな選択ができるのかが楽しみです。

そんな感じで。

ではでは。



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