どうもさくです。

この冬は例年に比べて寒い時期が続いたことや、テレワークなどで自宅にいる時間が長い人が増えたことなどにより、電気の需要が一時的に増大しました。

結果として、一部の電気代を変動価格で販売しているような新電力(東京電力や中部電力などの昔からある電力会社以外)から電気を購入している家庭や企業の電気代が高騰しました。

そもそも電力市場の価格は突然高騰しやすい

そもそも、電力卸売り市場ができてから、こうした電力市場の特性である突然の高騰「スパイク」という現象がおきることは専門家の間では良く知られていました。

理由は簡単で、市場価格というのは需要と供給できまるからです。この場合、電力というのは需要が暑さ寒さなどで弾力的に変化します。例えば、5月6月と比べると、8月や12月には2倍や3倍になる家庭も多いと思います。つまり、季節や天候により電気需要はかなり変化するのです。

一方で、供給はある一定程度までは弾力的なのですが、一定以上は増やせないという特性を持っています。これは、電気需要が増えると水力発電の水を放出したり、火力発電を増やすなどの対応をすのですが、設備の最大供給量以上には増やせないということです。

このため、需要と供給がある程度一致するところまでは価格はほぼ変わらないのですが、一定以上の需要を超えると価格がスパイクしてしまうということになります。

つまり、需要が価格によって減るか、供給が増えれば良いのですが、電力の場合、(特に供給に限界があるため)うまくいかないことがあります。

だからこそ市場価格を導入したのですが

電力には他の市場と違い、価格がスパイクする特性があるので、市場価格を導入したいのです。

なぜか、価格が高くなった時に、需要を減らしたいからです。

今まで、大手電力が電力供給を独占していた時代は、電力価格はほぼ一定の契約がほとんどでした。この場合、電力需要は、それぞれの都合で自由に決まることになります。一方で、電力会社はいざという時のために、電力不足に陥らないように過剰な電力生産設備を作ろうとしてしまいます。

この余剰供給設備は、数年や数十年に一回しか使われないような設備となってしまいます。このため、旧電力会社は非常にコストが高いという弱点を持っていました。

こうした、余剰供給設備をなるべく少なくするために生まれたのが、電力市場です。

つまり、供給側は価格が高くなったらフル稼働できるように、一方で、需要側は価格が高くなったら稼働を減らすようにした方が、社会全体としては効率的なのです。


まとめ

今回の、電力価格高騰で、変動契約を減らすような論調が増えていることがさくは気になります。

電力はライフラインなので安定供給が必要なのはわかりますが、それでも非効率的な運営は望ましくないとも思っています。そのためには、市場価格、変動価格というのは必要な制度です。

今回は、電力需要を押し下げるような仕組みがなかったことが問題なのかもしれません。もっと、変動価格が広まっていて、かつ、需要量が目に見えていれば、電力が高騰する量も減らせたかもしれません。

ちなみに、さくは水道事業の自由化は反対です。理由は、市場を導入するメリットがないからです。

皆さんはどうお考えでしょうか。

ではでは。


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